皮膚筋炎を発症して
毎月の血液検査でプレドニゾロンの量を
調節してもらい徐々に
社会生活を送れるようになってきました。
そんなある日
5年ぶりに会う友人に言われた言葉で
バセドウ病に気づく事になるのです。
皮膚筋炎が落ち着いてきた
皮膚筋炎 発症当時は
間質性肺炎の心配もあり
プレドニゾロン 1日 30㎎で
スタートしたのですが
血液検査の結果から
少しずつ 少しずつ 薬の量が
減っていき
発病から 3年経った頃は
プレドニゾロン 1日 3~4㎎になっていました。
もちろん 月1回の血液検査は
変わらず行っていて
CPKの微妙なアップダウンで
1㎎の調整があるのです。
それは 長年 膠原病患者さんの治療に対応されていた
先生の目利き!でした。
久しぶりに会う友人に言われた言葉で
体調が落ち着いてくれば
日常生活は 健康な人と変わらない生活が
送れるようになっていました。
仕事も行い
発病前とほぼ変わらない生活をしていたある日
5年ぶりに遠方の友人が遊びに来ることになったのです。
その友人が 私の顔を見て
「顔が変わったよ。」と言ったのです。
私は プレドニゾロンの副作用で
ムーンフェイスになっていましたが
友人と再開した時は 薬の量も減り
副作用もおさまっていました。
友人が言うには
目が大きくなって 以前の顔より 目が飛び出して見える。
甲状腺の病気になっていないか
調べてもらった方が良いと言うのです。
なぜ 友人がそんな事を言ったのか?というと
その友人自身が 甲状腺の病気だったからなのです。
友人は 「橋本病」でした。
橋本病とは
甲状腺が炎症し ホルモンを作る働きが低くなり
甲状腺ホルモンが減る
甲状腺機能低下症の病気です。
病院で血液検査することに
皮膚筋炎のいつもの受診の時に
友人から言われた事を
先生に話すか 私は 悩みました。
数年ぶりに会った 友人に
顔が変わったから
甲状腺の検査もしてもらった方が良いと
言われただけなのです。
友人は医療関係者でもなく
まったくの素人です…
それをそのまま 先生に言っても…
自覚症状は無いし…
周りで同じような事を言う人は いないし…
言っても 笑われるだけかぁと
ためらっていました。
ですが 先生に こんなことがあって…と
話したのです。
先生も看護師さん達も
お友達がそんな事を??と
不思議がっていました。
結果 じゃあ 念のため
血液検査に出してみよう。になったのです。
血液検査の結果
友人が言っていた言葉は 当たりでした。
その時の血液検査の結果がこちらです。
遊離T3 標準値 2.13-4.07が
12.15
遊離T4 標準値 0.95-1.74が
3.32
TSH 標準値 0.38-3.64が
0.01未満
TSAb 標準値 180以下が
2544
TSHレセプター 標準値 2.0未満が
30
先生もびっくりの
どっひゃー!!な数値です。
甲状腺機能亢進症と診断される
血液検査の結果から
甲状腺機能亢進症と診断されました。
甲状腺ホルモンを過剰に生産する病気です。
友人が発症している
橋本病(甲状腺機能低下症)の逆で
甲状腺ホルモンを過剰に分泌してしまう病気です。
橋本病はホルモンの分泌が少なすぎるのですが
私は 多すぎるのです。
甲状腺機能亢進症の中でも
代表的な病気が
バセドウ病です。
なぜ 今まで私の顔の変化に
誰も気がつかなかったのか?
それは 頻繁に会っているからだったのです。
先生も家族も身近な友人も
急激に目が大きくなったわけでは無いので
そりゃあ 気が付かないわけです。
という事は
5年ぶり会う友人に顔の変化を
指摘されなければ
自分が バセドウ病と知るまで
まだまだ 時間が掛かっていたと思います。
指摘してくれた友人に感謝しないといけません。
そして 皮膚筋炎の治療とバセドウ病の治療が始まりました。
続きは また お話しますね。